何だ?この黒いシミ汚れは
コロコロ落ちている黒いものは何かのフンだろうか?
流しの下、押入れにしまいっぱなしの段ボール箱などに細い筆を擦ったような黒や茶色の汚れたようなシミ
気になっていたが、気が付かないフリをしていませんか?
もし、それがゴキブリの糞だった場合、とんでもないことになるかも知れません
ただただ、たくさん増えるから気味が悪いというだけでは済まない可能性もあるのですよ
掃除機を毎日かけているのに、家に帰ってくるとくしゃみや鼻水が出たり、咳が止まらなくなったりするのはもしかしたらゴキブリが原因かも知れません
糞を見つけた時に、絶対やってはいけないことと、正しい処理の方法を説明します
これはゴキブリの糞なのか?簡単な見分け方
形状
糞の形状はコロコロと小さな粒状で、大きさはだいたい1〜2mm程度
何かのカスかゴミかと思ってしまうほど小さいのですが、通り道や巣の近くにポロポロと集まって落ちているので、すぐに気がつくでしょう
特徴
ゴキブリの排泄口は一つしかなく、便も尿も同じところから排泄するため
- コロコロとした粒状の便のみ
- 液体の尿のみ
- 便と尿の混ざったもの
の3つのパターンがあります
粒々と小さな黒い糞が転がっているもの、黒や茶色の液体がベチャッと広がったシミはそこにいた証拠ですし、
段ボールなどに細筆で薄墨をサッと描いたような跡は、ゴキブリが排泄しながら通った跡だと言えるでしょう
糞自体に臭いはなく、色は食べたものによって変わるので黒や茶色や赤っぽいこともあります
ただし、決して素手で触ったりしないように注意してください
次で説明しようと思います
ゴキブリの糞がもたらす害
病原体
糞の中には様々な病原菌が含まれており、その菌を運搬していることになります
- サルモネラ菌
- 大腸菌
- チフス菌
- 赤痢菌 など
サルモネラ菌は食中毒の代表格で、感染した場合に考えられる症状は下痢・腹痛・嘔吐など
いずれの病原菌も、ゴキブリが運び屋となり外部から家の中に持ち込んでしまう可能性があるということです
アレルギー
最近では耳鼻科などでアレルゲン検査をすると、スギやヒノキ、ハウスダストと並んでゴキブリというアレルゲンを良く目にするようになりました
ゴキブリの体や糞の成分がアレルゲンとなり、くしゃみ・鼻水、目の痒みなどの症状や、ひどい場合は呼吸困難を引き起こす可能性もあるのです
落ちないシミ汚れ
上でも書きましたが、糞と尿を同時に排泄するため薄墨のようなシミがついてしまうことがあります
ゴキブリは木や紙があるところに隠れることが多いため、掛け軸や絵画などを保管している箱の中に潜り込み、そこで排泄することで大切なものにシミをつけてしまう可能性があるのです
糞を見つけたら絶対にやってはいけない事!
放置
ゴキブリの糞には、他のゴキブリを集めるフェロモンが含まれていると言われることがあります
確かに、仲間を集めたりする程度の働きはあるようですが、家の外からどんどん集めるというまで強い効果はないようです
しかし、ゴキブリの子供は親の糞を食べて成長します
放置すると増殖の温床になり、さらに病原菌の連鎖が受け継がれていくことになるのです
また、放置した糞をもし踏んでしまったりしたら病原菌を部屋中に広げてしまうことになるため、衛生上放置することは絶対にやってはいけません
つぶす
潰してしまうことで、糞の粒子が小さくなり空気中に広がりやすくなってしまいます
細かくなった病原菌を含んだ粉塵が食器や食品についたまま気が付かずに食事をとってしまうことで食中毒を発症してしまう可能性があるし、
また吸い込むことでアレルギー反応を引き起こして、くしゃみ・鼻水、目の痒みや重篤な場合は呼吸困難等の状態にまで進んでしまう可能性があるので、潰してしまうことは絶対にやってはいけません
掃除機で吸う
掃除機で吸う場合も、糞が粉砕されてしまい掃除機の排気に乗って部屋中に撒き散らかされてしまいます
さらに、掃除機内部に糞がずっと残るので掃除機を使うたびに撒き散らかし続けるでしょう
気持ちが悪いからと言って、掃除機で吸ってしまうことは絶対にやってはいけません
「いいか、絶対にやるなよ」という振りではないですよ
掃除方法
準備するもの
- 細菌類が含まれることがあるため、アルコール含有の除菌スプレー
- 直接触れないように、使い捨て手袋
- 吸い込んでしまわないように使い捨てマスク
処理方法と後片付け
除菌スプレーで糞を飛ばさないように注意し、噴霧口を離して遠くからスプレーするようにしましょう
また、こすり付けてしまわないように雑巾やティッシュで摘むように除去した後、入念に拭き取るようにしましょう
処理に使用した雑巾やティッシュ、手袋、マスクの廃棄はビニール袋などにまとめて入れてしっかり密封して捨てるようにしましょう
駆除対策
ゴキちゃんストップ
置いておくだけなので簡単に駆除可能
ゴキブリ駆除業者も使用している、強力な駆除剤
メリットとデメリット
同類の商品の中でも、最大容量の成分を含んだ毒餌タイプ
糞のある場所を目安に、巣や通り道に置いておくだけで効果を発揮します
餌を食べると水を求めて、家の外に出て行ってしまいます
デメリットは毒餌を食べない限り効果が出ないので、即効性に欠けます
また、ペットや子供が間違えて口にしないように注意しなければなりません
ゴキブリムエンダー
お部屋の大きさに合わせて数回プッシュして30分間締め切るだけ
簡単お手軽のスプレー式駆除剤
メリットとデメリット
窓を閉めて、部屋の四方に向けてプッシュするだけで隅々まで薬剤が行き渡り、見えないところに隠れたゴキブリまで効果を発揮します
人など哺乳類には毒性が非常に低いので、安心して使用できます
デメリットは、苦しくなったゴキブリが這い出してくることが多いので、死骸を処理する必要があります
バルサン
徹底的に駆除したい
以前から使用されているくん煙型駆除剤
メリットとデメリット
駆除効果は最も高い方法であることは間違いありません
徹底的に駆除を行う場合にはくん煙剤を使用することが一番でしょう
デメリットは、食器や家具、テレビなどに煙がかからないようにする必要があるため、準備や後片付けが大変だということです
まとめ
- 糞には様々な病原菌が含まれている可能性がある
- 見つけたら、触れたり吸い込んだりしないように注意して除菌処理を行う
- 糞が多い場所には巣がある可能性が高いので、毒餌を置くのが良い
病原菌に関して、衛生環境が非常に良い日本では、必要以上に怖がることはないと思いますが、衛生的に考えるとなるべく早く処理をするに越したことはありません
きれいにした後は、たくさん繁殖する前にいずれかの方法で駆除を行いましょう
業者も使用している、置くだけで勝手にいなくなる「ゴキちゃんストップ」がお手軽です!
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